最近のiPhoneで撮った写真の拡張子が「.heic」になっていて戸惑った経験はありませんか?
SNSやパソコンで開けない、送ったら見られなかった……そんなときに便利なのが、写真を自動でJPEG保存に切り替える設定です。
今回は、iPhoneで撮った写真をJPEG形式で保存する方法を中心に、HEICとの違いや使い分けのポイントもあわせて解説します。
📷 そもそもHEICとは?
iPhoneでは、iOS 11以降からHEIC(High Efficiency Image Container)という新しい画像フォーマットが標準になっています。
これは、従来のJPEGよりも高画質でファイルサイズが小さくなる優れた形式です。
▷ HEICの特徴
同じ画質でもファイルサイズが小さい
連写・Live Photosなどを効率よく保存できる
Apple製品ではスムーズに使える
しかしながら、Windowsパソコンや一部のアプリでは開けないことがあるのが難点です。
🔁 JPEG保存にするメリット
写真を最初からJPEGで保存しておけば、互換性に優れ、どんな環境でも安心して使えます。
▷ こんな人におすすめ
写真をパソコン(Windows)に取り込みたい人
SNSやメールで写真をよく共有する人
他人とファイル形式を気にせずスムーズにやり取りしたい人
✅【設定手順】iPhoneでJPEGに自動保存する方法
①iPhoneの「設定」アプリを開く
②下にスクロールして、「カメラ」をタップ
③「フォーマット」をタップ
④「互換性優先」を選択
これで、以後の写真撮影がJPEG形式で保存されるようになります。
※動画はH.264(MP4)で保存されるようになります。
💡 画質は落ちるの?
多くの方が心配するのが「JPEGにしたら画質が悪くなるのでは?」という点ですが、結論から言うと…
🔸 実用上、ほとんど画質の違いは感じられません。
JPEGは非可逆圧縮なので理論上はHEICより情報量が少ないですが、iPhoneのカメラは元々高性能な処理をしているため、通常の撮影・閲覧・印刷用途で問題になることはまずありません。
🎯 まとめ:使い分けのポイント
あなたの用途が…
ストレージを節約したいなら ⇒高効率(HEIC)
他人と共有したりPCで使いたいなら ⇒互換性優先(JPEG)
✍ おわりに
日常の写真を扱いやすくするためにも、「JPEGで保存する設定」を知っておくと非常に便利です。
iPhoneの中で完結するならHEICでも十分ですが、少しでも共有や編集の場面があるなら、互換性を優先した設定に切り替えておくと安心ですよ。