台湾旅行の見所① 台北101―台北の空を貫くランドマーク

台湾を訪れるなら、一度は足を運びたいのが「台北101（タイペイ・イーリンイー）」です。

かつて世界一の高さを誇ったこの超高層ビルは、台北の街並みにひときわ目立つ存在として、観光客にも地元の人々にも親しまれています。

高さ508メートルの超高層ビル

台北101は、その名の通り地上101階建て、アンテナ部分を含めると高さは508メートルに達します。2004年の開業当時は世界一の高さを誇り、その後もアジアの象徴的な超高層ビルとして知られています。

竹の節のような外観は、アジア文化の縁起物としての意味合いをもち、「成長」や「繁栄」を象徴しています。

見どころのひとつは、89階にある屋内展望台。晴れた日には台北市内はもちろん、遠くの山々まで見渡せる大パノラマが広がります。

さらに、勇気がある人は91階の屋外展望台へ。風を感じながら、ビルの外からの眺めを楽しむことができます。

台北101の内部には、地震や強風から建物を守るために設置された「チューンドマスダンパー（Tuned Mass Damper）」という巨大な振り子のような装置があります。

重さ660トンのこの金色の球体は、見学も可能で、建築技術に興味がある人にはたまらないスポットです。

台北101の地下や周辺フロアには、高級ブランド店が並ぶモールや、多彩な台湾グルメが楽しめるフードコートがあります。

特に「鼎泰豊（ディンタイフォン）」の小籠包は大人気で、行列覚悟ですが一度は味わっておきたい一品です。

夜になると台北101はライトアップされ、幻想的な美しさを放ちます。

遠くから眺めるだけでも十分楽しめますが、年末年始には花火が打ち上げられる特別イベントもあり、地元民と観光客でにぎわいます。

どの時間帯に訪れても楽しめる台北101は、台北観光のハイライトとも言えるスポットです。

文化、技術、グルメ、ショッピングのすべてが詰まったこの場所で、台湾の魅力を存分に体感してみてください。