古米や古古米でもおいしく食べられる!ブレンドと炊き方の工夫でよみがえるお米の力

雑学
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私たちが日常的に食べているお米は、精米してからなるべく早く食べるのが理想だと言われています。

しかし、家庭や地域の備蓄米、あるいは価格面を重視して購入した「古米」は、風味や食感が落ちてしまうことがあります。

でも、ちょっとした工夫次第で、古米でもおいしく食べることは十分に可能です。

今回は、そんな古米をよみがえらせるためのブレンド術と炊き方のコツをご紹介します。

 

古米の特徴を理解しよう

古米とは、収穫してから1年以上経過したお米のことを指します。保存状態によって差はありますが、次のような傾向があります。

水分が抜けてパサつく
香りが落ちる(「古米臭」と呼ばれるにおいが出ることも)
甘みや粘り気が少なくなる

これらの特徴を補うために、以下の工夫が有効です。

 

ブレンドで味と香りを整える

● 新米やもち米を混ぜる
古米3:新米7の割合が目安
新米の水分と甘みが古米をカバーしてくれます
もち米を1~2割混ぜると粘りともちもち感がアップします

● 発芽玄米や雑穀をプラス
食感や風味に変化が出て、古米特有の匂いも気にならなくなります
栄養価もアップして一石二鳥

 

炊く前と炊き方の一工夫

■炊く前の一工夫

 ● 丁寧な研ぎ方
古米は表面が酸化しているため、やさしく丁寧に洗うことが重要
研ぎすぎると旨味も失われるので、2〜3回程度の水替えでOK

 ● しっかり浸水
古米は水分が抜けているので、2時間以上は浸水させましょう(特に冬場は長めに)

 ● 酒・酢・昆布の活用
炊飯時に日本酒(大さじ1〜2)を加えるとふっくら仕上がります
米酢(小さじ1程度)を入れるとにおい消しと保温効果
昆布(5cm角)を一緒に炊き込むと、旨味と香りが引き立ちます

 

■炊き方の一工夫

水加減は気持ち多めに(目盛りより5〜10%増)

炊飯器の「古米モード」や「おかゆモード」を使う

保温時間が長くなると古米臭が出やすいので、炊いたら早めにほぐして冷ます

 

アレンジレシピでおいしく再活用

もしどうしても炊き立てのご飯では満足できないときは、加工料理に活用するのがおすすめです。

チャーハンやピラフ(香りを活かしやすい)
おにぎりやお茶漬け(具材で風味を補う)
リゾットや雑炊(煮込むことで食感改善)

 

まとめ:古米も工夫次第で“ごちそう”に

保存が効く古米は、非常食や節約食材としてとても心強い存在です。

そのままだと風味が落ちていても、

新米やもち米とのブレンド
浸水・炊飯時のひと手間
アレンジレシピへの展開

など、ちょっとした工夫をすることで、おいしく生まれ変わらせることができます。

 

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