選挙に行こう。それが今、できるいちばん大きな意思表示

モヤモヤを行動に変えるとき

不満がある。モヤモヤしている。今の社会に納得がいかない。物価は上がるのに給料は増えない。教育や医療の現場は疲弊し、災害時の支援も後手に回る……。

そんな思いを抱えている人にこそ、選挙は最大の「意思表示」の機会です。SNSでつぶやくことも大切な行動ですが、政治家が最も重視するのは票です。投票行動こそが、彼らに最も強く届く声なのです。

政治家は、投票に行く層の意見に敏感です。たとえば高齢者層の投票率が高いと、年金や医療政策に重点を置いた施策が優先されやすくなります。

逆に、若年層の投票率が低ければ、その世代の課題は後回しにされてしまう。

実際、前回の参院選では60代以上の投票率が60％を超えていたのに対し、20代の投票率は30％前後にとどまりました。この差が、政策の優先順位を大きく左右しているのです。

「誰がやっても同じ」ではありません。政治家にも個性があり、信念があります。なかには市民の声に真摯に耳を傾け、現場を歩き、自ら提案を形にしようと努力している人もいます。

そうした人を見つけ、応援することで、私たちは社会に直接関わることができるのです。

参議院選挙は、衆議院とは異なり、政権与党のチェック機能を持つ存在でもあります。だからこそ、参院選で与野党のバランスがどうなるかは、私たちの未来に大きな影響を与えます。

「どうせ自分ひとりでは何も変わらない」と思うかもしれません。でも、同じように感じている人が一歩踏み出したとき、それは大きなうねりになります。

無関心でいることは、現状を受け入れることと同じです。未来に責任を持つなら、まずは投票所に足を運ぶこと。それが、今すぐできる一番大きなアクションです。