50%の沈黙―なぜ私たちは投票に行かないのか?

時事問題
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投票率の現実に目を向けよう

前回の参院選の全国平均投票率は約48%。つまり、半分以上の人が投票所に足を運ばなかったことになります。

この「50%の沈黙」が、果たして健全な民主主義といえるのでしょうか?

投票しないことは、意思表示を放棄することです。無言のままでは、政治に対する不満も希望も伝わりません。

声をあげない人の意見は、政策に反映されることはほとんどないのです。

 

なぜ人は投票に行かないのか?

投票に行かない理由としてよく挙がるのは、「面倒くさい」「よく分からない」「誰に入れていいか分からない」「仕事が忙しい」などです。

しかし、私たちが当たり前に使っているインフラ、税制、医療制度、教育制度は、すべて政治によって決められています。選挙は、それらに対して意見を述べる数少ないチャンスなのです。

また、「一票で何も変わらない」と思いがちですが、実際には選挙区によっては数百票差で当落が決まるケースもあります。自分の一票が結果を左右することも、十分にあり得るのです。

 

沈黙は肯定と受け取られる

「どうせ何も変わらないから」と投票を放棄することは、「今のままでいい」と言っているのと同じです。

現状に不満があっても、沈黙を選べば、変えるチャンスを自ら手放すことになります。

もしあなたが感じている不満や不安が、他の人たちと共通していたとしたら? その一票が、声なき多くの人々の意志とつながったとき、大きな波になる可能性があります。

一人ひとりの沈黙が積み重なると、社会全体が動かなくなってしまいます。

だからこそ、自分の一票に責任を持ち、投票という形で意思を表明することが大切なのです。

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