私たちの身体は、本来、自然と調和して生きるように設計されています。
ところが現代人の食生活は、その自然のリズムから完全に外れてしまいました。
その代表が、「塩」と「砂糖」です。
精製=自然から切り離された白い粉
精製塩:ミネラルを奪われたNaClのかたまり
精製糖:ビタミンもミネラルも繊維も除かれた糖分だけの固まり
これらは、自然界に存在しない“極端に単一成分”の人工物です。
本来は、海や植物の中にバランスよく含まれているものを、人間の都合で“効率”や“保存性”のために加工しすぎた結果、身体のバランスが崩れたのです。
人体はミネラルで動いている
ナトリウム、マグネシウム、カリウム、亜鉛、セレン――これらは電解質として、筋肉・神経・免疫・代謝のすべてに関わっています。
にもかかわらず、現代の食にはミネラルが決定的に不足しています。
精製された塩や糖ではなく、海からの天日塩、天然のハチミツ、黒糖、果物由来の糖質、発酵食品や自然農法で育った野菜からの栄養――
こうした「本物の食」が、身体の自然な治癒力を呼び戻します。
自然回帰こそが真の健康法
今、私たちに必要なのは「減塩」でも「甘いもの禁止」でもありません。
精製からの脱却、そして自然の循環に立ち返ること。
身体にとって必要な塩は、“自然塩”という形で取り入れる。
甘味は、“果物”や“発酵由来の糖分”という形で楽しむ。
病院に行く前に、まず食卓と向き合う。
それが、病を未然に防ぐ「根本的な医療」となり、「自由な生き方」への第一歩になるのではないでしょうか。