任天堂は2025年6月5日に「Nintendo Switch 2」を正式に発売しました(日本でも同日)。
以下に、前機(初代およびOLEDモデル)との主な改善ポイントをご紹介します🎮
✅ グラフィック性能と表示画面の向上
搭載SoCはNvidia Tegra T239 (コード名「Drake」)、ARM Cortex‑A78C CPU ×8コア+AmpereベースのGPUで、旧モデル比で 約10倍の演算性能。
携帯モードでは1080p/最大120 FPS、ドック接続時は4K/60 FPS対応。対応ゲームは120fps表示可能なタイトルも登場しています。
ディスプレイは7.9インチLCD(279ppi)で、HDR10と可変リフレッシュレート(G‑Sync)対応ながら、OLEDではない点が一部で惜しまれています。
⚙️ CPU・ストレージ・読み込み速度
内蔵メモリは256GBのUFS 3.1(最大1,000MB/s)microSDはExpress規格最大2TBに対応。物理カード・Expressカードよりも内部ストレージからの方が読み込みが最速です。
ファイル圧縮専用エンジン搭載で、読み込み時間が激減(例:Mario Kart Worldで16.6秒)。
🕹️ コントローラ「Joy‑Con 2」&ドック・本体設計
Joy‑Con 2は磁石式取り付け、大型化&滑らかで耐久性向上したスティック、SL/SRボタン大型化、「Cボタン」で新機能GameChatの起動が可能。
Joy‑Con 2はマウスモードを搭載し、一部ゲームやeShopで活用可能ですが、実用性には賛否があります。
本体がやや大型・重くなった一方で、背面スタンド強化、ファン付きドック、Gigabit Ethernet & USB‑C ×2対応により安定性と拡張性が向上。
👥 新機能:GameChat & ソーシャル拡張
GameChatでは、マイク内蔵+Webカメラ対応(※別売)で音声・映像チャットに対応。最大12人でグループ通話も可能(3月末までは無料、その後は有料)。
Joy‑Con 2右側の「Cボタン」で呼び出せます。
🔁 互換性・ソフト面のサポート
大半の初代Switch用ソフトと物理カードに互換対応。ただし、Labo VRキットなど一部は非対応の可能性あり。
「Switch 2エディション」として人気ソフト(ゼルダ、ポケモン、カービィ等)に解像度/フレームレート向上、HDR対応のアップデートが順次提供されており、既存タイトルの強化も進んでいます。
🟠 その他の評価・留意点
本体価格は米国で$449.99、日本では約¥49,000前後で旧モデルより高価。
バッテリーは5220 mAhに増えたものの、性能向上の影響で携帯モードでの駆動時間が短縮(高負荷時は約2時間、軽負荷でも最大6.5時間)。
ディスプレイがLCDに留まったため、OLEDに比べてコントラストや黒の再現力で見劣り, HDR非対応タイトルの場合の活用にも限界あり。
🎯 こんな人にオススメ!
初代やOLEDモデルから乗り換えると、表示品質・性能・機能面で明確な進化が感じられます。
一方、すでにOLEDを持っている場合は、バッテリー持ちや価格、ディスプレイ性能を重視するなら悔いのない選択かどうか検討すると良いでしょう。