無効票にしないために─国政選挙で「確実に」あなたの一票を届ける方法

時事問題
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選挙の日、せっかく投票所に足を運んでも、その一票が「無効票」として扱われてしまうことがあります。

「ちゃんと書いたつもりだったのに……」

そんな悔しい思いをしないために、今回は無効票にならないための注意点をわかりやすく解説します。

 

なぜ無効票が生まれるのか?

公職選挙法に基づき、票が「無効」と判断されるのは、次のような場合です。

誰に投票したのかが判別できない

複数の名前が書かれている

投票用紙にいたずら書きや余計なメッセージがある

指定された記入欄に適切に書かれていない

つまり、「気持ちを込めて書いたから伝わるはず」では通用しないのが選挙です。形式的なルールを守ることが、あなたの一票を生かす唯一の方法です。

 

無効票を防ぐための5つのポイント

1. 正確な名前を書く

候補者名や政党名を誤字なく、はっきりと書くことが第一です。

たとえば「山田太郎」と書くべきところを「山田太朗」や「山田たろう」としてしまうと、判定が微妙になる可能性があります。

ただし、選挙管理委員会はある程度の読み仮名や通称も認めることがありますが、できる限り正式表記を心がけるのが安心です。

2. 書くのは「1つだけ」

複数の名前や政党名を1枚の投票用紙に書いてしまうと、その票は無効です。

「どっちも応援したい」という気持ちは分かりますが、選挙では意思は一つに絞って伝える必要があります。

3. 空欄のまま出さない

投票所に来て「書かないで白紙のまま」提出するのは、いわゆる白票。これも無効票になります。

意思表示を放棄することになってしまうので、せっかく投票に来たなら、何らかの選択をして記入することが大切です。

4. 余計なことは書かない

応援メッセージや顔文字、抗議の言葉などを投票用紙に書き添えると、選挙管理委員が「誰に入れたか分からない」と判断することがあります。

感情を込めたいときこそ、形式に従って「ただ名前だけを書く」のが最も確実な方法です。

5. 記入欄を間違えない

国政選挙には一般的に2種類の投票があります:

小選挙区:候補者の「名前」を書く

比例代表:政党名、もしくは名簿に記載された「個人名」でも可

どちらの用紙にどちらを書くのかを間違えると、無効になるおそれがあります。

投票所では係員の説明をよく聞き、配られた用紙ごとに、正しい内容を書くよう注意しましょう。

 

投票当日のちょっとした工夫

事前に応援する候補者や政党の「正式な名前」をメモしておく(スマホのメモも可)

投票所では原則として「備え付けの鉛筆」で記入する。ボールペンなど持参筆記具の使用は控える

焦らず、丁寧な字でゆっくり書く(判読不能な文字も無効の対象)

 

「有効票」にすることがあなたの意思を最大限に生かす方法

政治に対する不満や不安があるからこそ、「この人に託したい」「この政策を応援したい」と思って投票所へ行くのだと思います。

しかし、ちょっとした書き間違いや思い込みによって、その大切な一票が反映されないのは本当にもったいないことです。

だからこそ、投票用紙に名前を正しく記入することこそ、あなたの意志を現実に変える第一歩です。

どうせなら、確実に、堂々と、有効票を投じましょう。

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